#008
『ありがとう』のために、日々の訓練に励む
救急救命士(消防士)
山田 昌亮 さん
1986年生まれ 愛知県・私立豊川高校 出身
経営学部 経営学科 卒業
- 法学部 杉本 貴優 さん
学生時代
大学時代に愛知万博でアルバイトをした際、会場の消防署で働く人たちの姿に憧れたことが、消防士をめざすきっかけとなりました。もともと水泳をやっていたので、体を動かす仕事に就きたいという思いもありました。目標に向けて、大学が実施する公務員試験対策講座を受講し、数的推理や判断推理などの試験対策や面接対策に取り組みました。試験傾向をふまえた対策ができ、この講座のおかげで試験に合格できたと思います。受講していなかったから受かっていないと思いますよ(笑)
仕事について
消防士の仕事は消火活動だけでなく、救急・救助・予防など多岐にわたります。現在、私は救急救命士として働いています。1分1秒を争う現場へ救急車で駆けつけ、命の危機に瀕した人を救うため、応急処置を行いながら病院へ搬送します。現場で重要なのは、冷静で落ち着いた判断力です。緊急時にも的確に対応できるよう、日々の訓練を重視しています。現場では訓練以上のことはできないため、日々の積み重ねが大切だと実感しています。やりがいを感じるのは、『ありがとう』という感謝の言葉をいただいたときです。それは、火災現場でも救助現場でも変わりません。そのために日々の訓練に励んでいます。
メッセージ
今まわりにいる人間関係を大事にしてください。私は今でも高校時代の水泳部の友達と遊びますし、大学の後輩と釣りに行っています。ただ、私は将来の夢をすぐには見つけられませんでした。みなさんも焦る必要はありません。まずは、いま目の前にあることを頑張ってください。目標が見つかったときに、それまで努力してきた経験がきっと役に立ちます。私も水泳を頑張った経験が救急救命士の仕事に応用できています。
この記事を担当した学生
杉本 貴優さん 法学部法律学科