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#003

やりたいことをやる。自分という幹を作る

プレジデント

坂梨 幸典 さん

文学部  卒業

愛知県出身。大学時代は軽音サークルに所属し、ライブ活動・さまざまなアルバイトに明け暮れ、知見を深める。企画に携わる事業に興味があったため、大学卒業後は広告代理店、IT企業に従事。2005年に独立し、株式会社ITAGEを設立する。

勤務先: 株式会社ITAGE
名古屋市中区栄3丁目18番1号 ナディアパークビジネスセンタービル21階(本社) https://itage.co.jp/

ITを用いてさまざまな分野で「見える化+INNOVATION」を進める。スマホで作物の生育状況を見ることができる「生育ナビ」を開発し、農業分野への貢献を果たす。現在も、自社ソフトの開発をめざす。

社長は学生のころから起業業を視野に入れていましたか?

学生のころから起業しようとは考えていなかったです。就職活動中は、企画に携わる企業に就職したいと考えていました。大学卒業後、広告代理店を経てIT企業に就職し、役員になるまで勤めていましたが、そのなかで少しずつ起業を意識するようになりました。

行動力の源はどこから来ていましたか?

「自分のやりたいことをやりたい!」という思いが 1 番強かったです。業種にもよりますが、会社に勤めるとなると自分の意思で仕事をすることは難しく、会社・社⻑の意向に沿って仕事をしなければなりません。自分のやりたいようにできず⻭がゆい思いをし、自分の気持ちが犠牲になっているような感覚がありました。ある程度リスクがあっても、これからは自分の気持ちに正直に生きようと思って起業を決意しました。

起業するうえで、なぜIT業界を選択されたのですか?

Windowsの発売により、IT関連の需要が伸びたためIT関連で起業しました。自分のやりたいことが仕事になっていることに、日々やりがいを感じています。創業以来、IT技術だけでなく、私たちはエンドユーザー目線で考え抜いた企画力を重視してきました。さまざまな産業に私たちが開発したサービスを提供し、社会の発展に貢献できていることにもやりがいを感じます。

何を意識して仕事に取り組んでいますか?

私たちの業界に限らず、さまざまな業界が年々進化をしています。そのなかで生き残っていくためにも、「ブレないで変化すること」を意識しています。自分の意見を言うことはとても難しいことだとはわかっています。ただ、無理に同調する必要はないと考えています。考えずに仕事をしてほしくないので、社員には積極的に考えを述べてもらうようにしています。あとは、「真実こそ一番強い」ということ。正しいと思えることを言える、やれる、ありのままの真実を伝えられるよう社員にも教育をしています。

仕事でも私生活でも大切にしていることは?

一番大切にしているのは、人とのつながりです。私は人とのつながりが一番だと考えているので、損得勘定なしで仕事に取り組み、信頼関係を築けるよう努力しました。昔お世話になったアルバイト先の店長とは現在でも連絡を取り合う仲で、一期一会の出会いを大切にしています。

最後に、学生に伝えたいことはありますか?

みなさんには、学生のときにしかできないことに取り組んでほしいです。私は歴史の勉強をするために愛知学院大学に入学しました。大学の史料室には普段では見られない貴重な史料がたくさんあり、もっと深く勉強したかったと思うこともあります。ほかにも、学生生活やアルバイトなどで、さまざまな人と出会うと思います。その出会いの縁を大切にしてほしいです。刺激を与えてくれる人とたくさん出会い、多くのことを吸収し、自分という幹を作っていってください。

取材協力

株式会社ITAGE

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