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貴重な4年間を大切に。いろいろなことを学んでほしい
プレジデント
峰澤 彰宏 さん
商学部 卒業
愛知県岡崎市出身。大学1年生のころに、数週間アメリカの大学に留学する。そこでさまざまな刺激を受け、大学時代には合計4回も海外に行く。そして海外留学での経験を活かし、1993年から代表取締役社長を務め、現在は海外での事業展開に力を入れている。
愛知県岡崎市井田南町4番地5 https://www.minezawa.co.jp/
1868年に金物雑貨店を創業し、現在は工具、配管、工場設備・機器、OA機器などを取り扱い、お客様のニーズに合わせて提案・販売をおこなっている。中国をはじめ複数の国に海外拠点を設立し、世界中のあらゆる場所で、お客様のモノづくりに欠かせない存在となれるよう、さらなる流通体制の強化に努めている。
学生時代を振り返って一番印象的だったことは何ですか?
一番は海外留学ですね。1年生のときに大学の留学制度を利用して、夏休みの数週間、アメリカの大学に行きました。当時はSNSもなく、情報が簡単に手に入らなかった時代。行ってみないとわからない世界でした。しかし、留学してさまざまな人と出会い、異国の文化にふれ、見ること、食べることすべてが日本と違い、勉強になりました。その後も海外に行き、行けば行くほど日本が好きになり、日本のことをもっと知っていないといけないと思うようになりました。また、留学経験をしたおかげで、仕事をするうえで海外取引にも抵抗感がなくなったと思います。
学生時代にしておいたほうがいいことはありますか?
勉強ですね。私は、特に統計や簿記の講義をもっと真剣に受けておけばよかったと感じています。大学時代は、知らないことを学ぶいい機会。大学生のうちにいろいろなことを学んでください。
社会人になって人生に影響を与えた出来事はありますか?
42歳で挑戦したホノルルマラソンです。それまで、ほとんど運動もしていませんでしたが、友人に誘われて出場を決意しました。そんな自分が日々トレーニングを積み、ゴールできたことはとても達成感がありました。ホノルルマラソンを経験してからは、「目標さえ決めれば達成できる、ゴールさえ決めれば頑張れる」と思えるようになりました。また、以前にも増して目標を達成するためには、何が大事かを考えて行動するようになりました。
仕事などで目標を達成できないときや挫折したときは、どのように対処していますか?
まず、反省して、PDCAサイクル「Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)」を見直しています。そして何がいけなかったのかどうすればよかったのかを考えて、次の機会の参考にします。また、いつまでも落ち込んでいても仕方がないので、失敗も前向きに捉えて次の目標を考えて切り替えるようにしています。
貴社では、どんな方がご活躍されていますか?
私たちは、移り変わる時代に合わせて、新しいことに挑戦していきたいと考えています。そのため、若い人の斬新なアイデアや発想をたくさん取り込みたいです。だから、まわりの意見に流されずに「自分はこうなりたい」と目標や夢をもっている人や自分の軸をもっている人、考えて行動する人と一緒に働きたいです。弊社は、主に工具・工作機械を扱う商社です。ただ相手の要望を受け入れるだけでなく、付加価値をつけた私たちの提案を受け入れてもらうことも重要です。普段からコミュニケーションをとり、自分がどんな人間であるかをPRできている人や、自分で考えて前向きに行動している社員が活躍しています。
自分の軸をもつということが大切ということですね。最後にメッセージをお願いします。
大学というのは、長いようであっという間に過ぎます。学生のうちにいろいろなことを経験し、貴重な4年間を楽しんで過ごしてください!