MENU

#010

2022.01.07

人々を幸せな気持ちにしたい。
夢は新しい価値を創造できる会社経営者。

経営学部 経営学科 4年今井 蘭丸 さん

皆さんは「ローターアクトクラブ」という組織をご存じでしょうか。2年次よりこの組織に所属して地域社会のリーダーの方々と交流を持った経験から、「今までにない全く新しいサービスを提供できる会社経営者になりたい」という思いを抱くようになったのが本学経営学部経営学科4年生の今井さんです。「人々を幸せにする」という壮大なテーマについて考える今井さんにインタビューしました。

学生の就職支援を行った「ローターアクトクラブ」での活動。

「ローターアクトクラブ」は18歳から30歳前後までの学生や社会人が「ロータリー」と呼ばれる会社経営者や事業主の方々と交流する組織です。「ロータリー」の方々とともに清掃活動などの社会奉仕活動を行いながら、リーダーシップやビジネスセンスを磨いたり、経営者としての心構えなどについて学ぶことができます。
私が会長をつとめる「名古屋名城ローターアクトクラブ」では、本学の学生と「ロータリー」の方々が1対1で話す機会を提供するという活動を行いました。
昨今はコロナ禍で就職活動が困難であるため、「学生の就職活動を支援しよう」と考え、実施したのがこの活動です。社会ではどのような人材が求められているのか、そうした人材になるためにはどのような努力が必要なのかなどを会社のトップの方々から直接うかがえたのは、就職活動をする学生にとって良い経験になったのではと考えています。

社会貢献のためになにができるかを自分たちで考え、討論し、決議したものに対して「ロータリー」の方々から出資を受けて活動しています。「緑の散歩道プロジェクト」では、名古屋市西区小田井駅近くの歩道にてアオキの苗180本を植樹しました。

「人に任せる」ということの大切さを、身をもって知ることができました。

子どものころの私の夢は、お客様を笑顔にできるホテルマンになることでした。しかし、高校の時に担任の先生から「もっといろいろな可能性を探ってみては」とアドバイスをいただき、大学進学を決意しました。経営学部を選んだのは「ホテルマン以外にも自分が起業して会社経営者になり、働きやすい環境の会社を作れば従業員を笑顔にできる。その方法について学びたい」と考えたため。順番は逆になりますが、愛知学院大学を志望したのは、多くの会社経営者を輩出していることを知っていたからです。
実際に入学し、簿記などの実務的なことから人事管理などの実践的なことまで、経営やマネジメントについて幅広く学びました。そのような授業の中で理論は十分学べましたが、実際に会社経営者になるにはどうしたらいいのだろう?という疑問にぶつかりました。
そこで考えたのが、まずは人脈を作るために呼ばれたイベントには全部参加し、多くのアルバイトも経験しました。そしていろいろな人と出会う中で知ったのが「ローターアクトクラブ」でした。
私はもともと何でも全部自分でやろうと考える性格でしたが、「ローターアクトクラブ」での活動を通じて自分の周りには優れた能力を持った人がたくさん存在していることに気づきました。役割を振り分け、それぞれを得意な人にやってもらうことにより、どんなことでもより早く、より完成度が高い状態で完成する。そういった経験を通じて「人に任せる」ということの重要性について学ぶことができました。
また、出資していただくためには「ロータリー」の方々に私たちの活動の狙いやそれによる効果をしっかり伝える必要があります。この活動の中でプレゼンテーション能力も向上したと思います。

「環境」をテーマに奉仕プロジェクトをプレゼン方式で発表する「RAC-1グランプリ」には、愛知県内のローターアクト9クラブが参加。私もプレゼンを担当しました。

リーダーシップを発揮し、完成させた「あぐマップ」。

私は林幹人先生のゼミに所属し、ゼミ長をつとめています。私たちは4人のチームで「あぐマップ」というWEBサイトを立ち上げました。これはコロナ禍によってオープンキャンパスに参加できない高校生を対象に、「愛知学院大学はこういう学校だよ」と紹介するためのもの。時間短縮のために「Wix.com」(ウィックス)というWEB制作プラットフォームを使いました。
そんな中でも独自性を出そうと思い、既存のテンプレートを使用しなかったため、写真や文章の配置を自分たちで決める必要がありました。どうすれば見やすいかなど、林先生から助言をいただきながら完成へと導いていきました。今後はゼミのキャラクターである「あぐ太」くんを使い、林ゼミを周知するとともに、「あぐ太」くんのぬいぐるみや被りモノなどのキャラクター商品などを作成して収益化を目指す経営的な観点での活動も行っていく予定です。

林幹人先生(写真左)のゼミのキャラクターである「あぐ太」くん(同右)。キャラクター商品やLINEスタンプを作成して収益化を目指しています。

「人を笑顔にする」を目的に、近い将来、起業を実現します。

より良い人生のためにははっきりとした夢や目的を持つことが大切だと思います。また、目的と手段を明確に分けて考えることも大切だと私は考えています。
例えば「出世して管理職になりたい」というのは、私にとって夢や目的ではありません。夢を実現するためには出世しなければならない。「そのために管理職になる」というのは自分の中ではっきりしている夢や目的を実現するための手段なのです。
また、よく人は「社会人になると遊ぶ時間がなくなるから学生のうちに遊んでおけ」と言います。学生時代よりその後の人生の方が長いわけなので、私は学生時代にしっかり学び、社会に出てから役立つ力を身につけ、社会人生活をより有意義にしたいと思います。そう考えるようになったのは「ローターアクトクラブ」の活動を通じて経営者の方々と意見交換することによって視点が変わったからです。
私の人生の目的は「人を笑顔にする」ということ。今までにない全く新しいサービスを提供できる企業を設立し、そのサービスを通じてより多くの人が笑顔になるような活動を行っていきたいです。
これからも経営者の方々と交流を深め、どのようなところにビジネスチャンスが眠っているのか、そのビジネスはどのように人を幸せにできるのかを考えながら近い将来の起業に向けて邁進していきたいと思います。

「SA」(スチューデントアシスタント)として、授業や自習の中でパソコンが苦手な学生をサポートする学内活動も行っています。

これからも愛知学院大学のホットなトピックスを配信して行きます。
お楽しみに!
また今後、取り上げてほしいテーマなどありましたら、
リクエストください。

リクエストする!