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#015

2022.10.11

たくさんのプロジェクトを経験することで新しい自分を発見。将来は地域を盛り上げる人でいたい。

総合政策学部 総合政策学科 3年三井 梓紗 さん

総合政策学部の在学生が新入生に対して開催する「新入生歓迎会」。コロナ禍で2年ぶりの開催となったこのイベントでリーダーを務めた三井さんをインタビューしました。ご自身がコロナ禍の入学で苦労したことから「新入生には少しでも不安をなくして学生生活を楽しんでほしい」という思いを込めて総勢30名のスタッフとともに新入生歓迎会を運営。その時の経験や学生生活を通して大きくイノベーションした三井さんを紹介します。

総合政策学部ってどんな学部?

わたしが総合政策学部に興味を持ったきっかけは高校2年生の時に参加した「オープンキャンパス」です。高校生の時は将来なりたいものや具体的な目標がなかったため、専門的なことよりも幅広い知識やスキルを学べる学部を探していました。そんな時に知ったのが愛知学院大学の「総合政策学部」です。学部について詳しく知るためにオープンキャンパスに参加。そして、情報系・心理系・政治経済など幅広い分野の勉強ができて、社会に出てから役立つスキルも身につけることができることを知って「この学部に入りたい!」と思いました。

総合政策学科ではゼミやプロジェクトを通して、たくさんの新しい経験をすることができます。

総合政策学科ならではのリサーチプロジェクト。

実際に入学してみると思ったとおり色々な分野で幅広いことを学ぶことができています。特に面白いのは「リサーチ・プロジェクト」。1年生の時はグループワークを中心に情報収集やプレゼンスキルなどについて学び、2年生から自分の興味のあるゼミやジャンルについて教授の指導を受けながらプロジェクトに参加していきます。わたしが参加したのは大学がある日進市の隣町、長久手市に関するまちづくりのリサーチプロジェクト。まず、グループワークを通して長久手市が抱える課題点を挙げました。その結果、課題となったことは人のつながりが希薄になりつつあるということと、公共施設である「リニモテラス」の活用が不十分であるということ。そこで地域の良さを生かしながら課題に対応する方法として「リニモテラス」を活用した「親子で参加できるクリスマスイベント」を企画することにしました。集客から当日の運営まですべてを自分たちで計画。イベント当日は緊張もありましたが、子どもたちと触れ合ううちにわたしたちもイベントを楽しむことができました。このような経験ができることもこの学科の魅力の一つだと思います。この学科では必ず1人ずつ発表する機会があるためプレゼンスキルを鍛えることができ、問題点の見つけ方やその分析方法、アプローチ方法を考える機会が多いので、大学の3年間で問題を解決する力や行動力がついたと感じています。

リサーチ・プロジェクトで企画したクリスマスイベントの様子。

イベント当日の様子。子どもたちと触れ合うことで運営したわたしたちもイベントを楽しむことができました。

100人規模の新入生歓迎会のリーダーに立候補!

総合政策学部では毎年在学生が新入生に学部説明や相談会を行う新入生歓迎会を開催します。コロナ禍でこの2年間は実施できませんでしたが、2022年の春、感染状況が落ち着いてきたのでようやく開催できることになりました。そしてスタッフの募集があった時、とても興味が湧きました。2年ぶりということもあり、経験者が少なく、ほぼ1から企画することになるので準備は大変になるだろうと思いましたが、不安よりも新しいことに挑戦したい気持ちが強かったので、思い切ってリーダーに立候補しました!

新入生歓迎会で司会を務める三井さん。

よりよいイベントにするためにスタッフ全員で何度も行った意見交換。

新入生歓迎会は総勢約30名のメンバーで企画スタッフと当日スタッフに分かれて運営することになり、プログラムは「アイスブレイク」「総政クイズ」「キャンパスツアー」「何でも相談会」という内容に決まりました。何もかもが手探り状態の中、リーダーシップを発揮できているのか、運営スタッフ同士のコミュニケーションはとれているのか、新入生は楽しめるのか・・・心配事はたくさんありました。しかし約3ヶ月かけて何度も何度も打ち合わせやリハーサルを重ねるうちに、自分も楽しみながら準備できるようになっていきました。コロナ禍で運営スタッフのほとんどが思うように学生生活を送ることができなかったからこそ「履修について相談したかった」「ゼミのことを知りたかった」「もっと学年同士で交流したかった」など、スタッフの「あったらよかったな」と感じたことをヒアリングして、それを実現することに重きを置きました。例えばアイスブレイクでは、新入生同士が仲良くなれるように「地元自慢」や「大学でやってみたいこと」などトークテーマを決めて自己紹介できるようにしたり、「総政クイズ」として「卒業に必要な単位数は?」「この教授は何ゼミ?」など事前に知っておくと良いことをクイズ形式にして伝えたりするなどアイディアを出し合いました。一つ一つみんなで意見交換することで、よりよいものが出来上がっていく実感がありました。

実際に使用する会場で何度もリハーサルを重ねて準備してきました。

今まで感じたことがない達成感を感じることができました。

当日は先生方の協力もあって想定以上の新入生に参加してもらうことができました。「1年生は楽しめたのか」「満足してもらえたのか」と心配な気持ちが後日湧いてきましたが、「先輩に気軽に相談できてよかった!」「1年生同士で交流できたから話すきっかけができた!」など満足度の高いアンケート結果に、ほっとしたと同時に今までに感じたことが無いほどの達成感を感じました。また、先生方やスタッフから「よくやったね」「すごいね」と言ってもらえたことで、自信をつけることにもつながりました。

スタッフがフォローしながら行った総政クイズ。思った以上に盛り上がりました!

咲き始めの桜を見ながらキャンパスツアー。ざっくばらんに質問を受けながら広いキャンパスを案内。

小さなことでも「やってみたい」と思うことがモチベーションになる。

総合政策学部に入ったことで主体的に、そして積極的に行動できるようになりました。高校でも生徒会長や学級委員を務めてきましたが、自分より向いている人がいると思った時は立候補しませんでした。今思うと「立候補する人がいないから自分がやる」という感じで、自分の気持ちよりも環境やまわりの目を意識しながら行動するところがあったと思います。しかし大学で色々なプロジェクトに参加するうちに「やってみたい」という気持ちに素直になると、それがモチベーションとなり、物事をポジティブにとらえられるようになることに気づき、心に素直になってどんどん挑戦するようになりました。


オープンキャンパスで学生スタッフを務める三井さん(右側)。

総合政策学科で経験したことが将来につながる。

わたしもそうでしたが高校時代は何に興味があるのか、将来どうしたいのかわからなくても、大学の4年間で色んなことを経験しながら将来のことを考えていく方法もあります。総合政策学部には高校までの授業には無い、新しい学びが沢山あるので、今まで気づかなかった自分の興味関心や新しい適性を見つけることもできます。大学のことや将来のことがわからない時はオープンキャンパスに参加して、模擬授業や学科説明を受けたり先生や在学生に直接話しを聞いたりすることで、大学に行くイメージをつかむことができるようになると思います。少しでも興味のある大学や学部があれば、是非参加してみてください。

オープンキャンパスでは総合政策学部専用の法被を高校生の皆さんをお出迎え。

将来は地域を盛り上げる人材でいたい。

いよいよこれから就職活動が始まりますが、卒業後は企画やマーケティングに携わる仕事に就いて、ゆくゆくは地元を盛り上げられるようになりたいと思っています。
高校生の頃は、自分がこんな風に考えるようになるなんて思ってもみませんでしたが、たくさんの経験を通して自分の長所を伸ばしながら新しい価値観にふれ、成長していることを実感できる──そんな毎日がとても充実しています。
大学で学んだことを生かしながら社会人として経験を積むことで、地域を盛り上げられる人材になることが今のわたしの夢です。

総合政策学部で主に使っている12号館はこちら!日進キャンパスで皆さんのことをお待ちしています!

これからも愛知学院大学のホットなトピックスを配信して行きます。
お楽しみに!
また今後、取り上げてほしいテーマなどありましたら、
リクエストください。

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