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#031

2024.03.08

最終的には自分の努力次第。
高め合える友達がいる環境で、国家公務員の夢を実現!

法学部法律学科村上 睦樹 さん

「僕でも一生懸命勉強したら国家公務員になれたので、大学から始めても全然遅くありません」と爽やかに語る村上さん。試験前の一年間はなんと1日10時間も机に向かっていたそう。彼が4年間走り続けることができた原動力は? 彼を支えたヒト・モノ・コトは? 名城公園キャンパスでインタビューしました。


挫折からのスタート。自分の努力次第で道は拓けることを実感。

入学直前まで補欠合格を待っていたのですが、願いかなわず第4志望の愛学に進学。国家公務員になるのが夢だったので、当時は上位校にこだわっていました。入学したときには気持ちを切り替え、愛学のなかでトップクラスになってやるぞ!と一念発起。おかげで1年の成績は上位となり、2年生で特待生に選ばれました。給付金は資格取得のための勉強費用に充てました。

1年生の時は、コロナ禍でオンライン授業だったため、法学部の友達と初対面できたのは、2年生の秋学期。弁護士や大学院進学など明確な目的意識を持った人が多く、「これはいけない。負けられない」とモチベーションが上がりました。高め合える環境の中で、4年間を過ごすことができたのは幸運でした。

国や地域に貢献できる公務員になって、国民の役に立ちたい!

国家公務員を目指すことになったきっかけは、中学2年生の時に行った法務局での職場体験。不動産登記や商業登記の見本データが入ったフロッピーディスクを手にしながら、国家の仕事がいかに重要なのか説明いただき、感銘を受けました。そのとき、僕は国に貢献し、国民に奉仕する国家公務員の一員になるのだと心に決めました。

法学部は、資格取得や公務員試験に挑戦しやすいカリキュラム編成。

国家公務員になるには、国家公務員試験を通過しなければいけません。「公務員試験の前に『宅建(宅地建物取引士)』を受けておくと勉強になる」と先輩からアドバイスをもらい、2年生から取り組みました。また、『ビジネス実務法務検定(2級)』にもチャレンジ。
法学部では、資格を取得することで単位認定される制度があり、宅地建物取引士で4単位、ビジネス実務法務検定(2級)で4単位取得できたので、そのぶん公務員試験対策の時間を設けることができました。

また、ゼミ(基礎演習・専門演習)は1・2・3年で、8単位すべて取得。4年次に国家公務員試験対策に集中できるよう、1年次から時間の使い方を設計し、履修登録、単位修得しました。3年生の秋学期には、残すところ10単位。予定通りに試験に挑むスケジュールを組むことができました。

2021年11月に開催された『第39回法学部学生法律討論会』に唯一の2年生として登壇、立論。結果は2位(準優勝)でした!


法的思考を修得し、公平中立に物事を考えられるようになった。

講義では、永岩先生の『民法』と三上先生の『刑法』が公務員試験時に役立ちました。永岩先生の民法は、テストが事例形式の記述式問題が多いので、国税専門官試験での専門記述試験のようでした。

三上先生の授業は、基礎理論から発展的な判例・学説を教えていただけるので、とても分かりやすく、もっと知りたいと好奇心が掻き立てられ、気付いたら学問の深みにはまっています。

三上ゼミでの『模擬裁判』では検察官・弁護人役の双方を体験し、法的なものの見方や考え方ができるようになりました。法律を扱う公務員にとって、この法的思考力は必須。公平で中立に物事を考えられるようになったことは、法学部で学んだからこそだと実感しています。

官庁街や名古屋駅・栄などのビジネス街に近い名城公園キャンパスは、その立地を生かして企業や官公庁、地域と連携する科目が充実しています。とくに、弁護士や検察官・裁判官など法律の実務家から学べる『法実務概論Ⅰ(司法実務)』や、実際に行政実務に携わる愛知県や名古屋市職員を講師に迎える『法実務概論Ⅱ(地域行政実務)』は、公務員を志す僕にとっては興味深い話ばかり。また、法律や法理論が税務の現場でどのように機能しているかを税理士から学ぶ『産官民提携講座Ⅰ(税理士による租税講座)』も、ためになりましたね。


それだけは譲れない。「絶対になる!」と強い意志をもつ。

3年生の秋から、公務員試験対策に本腰を入れました。1日10時間くらい、自室にこもってひたすら勉強。最初は長時間の勉強が苦でしたが、割り切ってずっと勉強をしていると、逆にやらないと気持ち悪くなりました。

オフの日は作ったものの、結局ずっと勉強していました。受験のライバルは今も勉強しているかと思うと、勉強することで唯一不安を解消できたからです。基本的に食事以外はずっと机に向かっていたので、「エコノミー症候群になるよ」と母に言われ、たくさんの心配をかけてしまいました。

国家公務員になることだけは譲れない。強い意志を持って取り組んだ結果、国家公務員試験を通過し、最終合格することができました。

勉強の合間に月1で外出。学部の友達と会って、勉強の進捗や模試の結果について話したり、図書館で勉強したり、焼き肉を食べたり、励ましあいながら乗り越えました。

趣味は、海釣りと旅行。試験が終わってから、法学部の親友たちと宮古島へ。


「息子に夢を見させてもらった」と父。

父は、当初は国家公務員は地域によって転勤があるので、賛成していない感じでした。また、私が熱心に勉強している姿を間近で見ていたものの、8月の国家公務員試験の結果次第では、就職活動を始めるのが4年生の夏からになってしまうことを危惧していました。しかし、最終合格、内定をいただいてからは、「やったね!よく頑張ったね」と家族全員から喜んでもらえた時には、嬉しくも誇らしい気持ちになりました。

僕でも一生懸命努力したら国家公務員になれたので、大学から始めても全然遅くありません。結局は、自分の努力次第。頑張れば、可能性は無限に拓けます。

これからも愛知学院大学のホットなトピックスを配信して行きます。
お楽しみに!
また今後、取り上げてほしいテーマなどありましたら、
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