#001
今感じている自分の気持ちや興味を大事にしてほしいです
警察官(交通課)
水谷 香菜 さん
1996年生まれ 椙山女学園高校 出身
健康科学部 健康科学科 卒業 (旧:心身科学部)
- 文学部 佐藤 大地 さん
学生時代
「バスケットボール部に所属し、部活中心の高校生活でした。強豪校ではありませんでしたが、練習も毎日あったので、部活を通してメンタルを鍛えられたと思います。高校卒業後、愛知学院大学に進学しました」
―大学時代について教えてください。
「運動学やスポーツ心理学、筋肉や身体の仕組みなど、健康や運動に関連した講義が中心でした。大学ではラクロス部に入り、他大学と協力してリーグ運営もしていました。同年代の様々な学生と関われたのは大きかったです。警察官を目指すきっかけは、3年生のときに警察官の親戚から『ぴったりだと思うよ』と言われて興味をもったことです。警察官は、『助ける』より『守る』イメージが強かったことも志望した理由のひとつです。公務員試験対策は、大学のキャリアセンターでアドバイスをもらいながら取り組みました。ラクロス部に警察官を目指している仲間がいたこともモチベーションのひとつでした。お互いに励まし合いながら頑張ることができたと思います」
仕事について
「警察学校では、書類作成や職務質問の方法、柔道や剣道、逮捕術などを学んでいきます。厳しい訓練が多かったですが、同期と助け合いながら乗り越えることができました。事件の当事者役を教官と学生が担当して対応要領を学ぶロールプレイングが楽しかったです」
―最初の配属先は?
「交番に配属され、交通取締りや少年補導、落とし物の受理、道案内などの対応を行いました。様々な事案に対応する中で、人に見られているという意識が芽生えました。普段から見本となる行動ができるよう意識しています」
―仕事内容を簡単に教えてください。
「警察官は、市民が困ったときに頼りになる存在として、いろいろな意味で人を守る仕事だと思います。交通課では、スピード違反や一時停止違反を取り締まることで、交通違反が原因で起こる事故を減らし、歩行者の安全を守る活動をしています。交通違反者には違反することによる危険性を十分に理解してもらうため、毅然とした態度で対応することを心がけています」
やりがい
「私たちは日々様々な事件・事故に対応しますが、ひとつひとつ親身に対応することで『ありがとうございました』という言葉をいただくとやりがいを感じます。交通死亡事故が発生しなかった連続日数が伸びていくことも嬉しいですね。今後も交通事故を減らせるように頑張りたいです」
メッセージ
「警察官になるためには、採用試験に合格する必要があります。大学では、公務員試験対策講座が開かれていたり、キャリアセンターのサポートが受けられたりするのでぜひ活用してください。私は、愛知県警察のイベントに参加し、そこで見た女性の白バイ隊員の姿に憧れを抱いて進路が明確になりました。大切なのは、気になったことは何事も挑戦してみること。周りの意見に流される必要はありません。今感じている自分の気持ちや興味を大事にして欲しいです」
この記事を担当した学生
佐藤 大地さん 文学部歴史学科