#008
努力はボールをつなぐ
プレジデント
井上 美咲 さん
健康科学部 卒業 (旧:心身科学部)
三重県名張市出身。津商業高校、愛知学院大学と学生時代はバレーボール中心の日々を送る。愛知学院大学在学中には、東海大学春季・秋季大学リーグ戦セッター賞を受賞。大学卒業後、埼玉上尾メディックスに入団。2019-20シーズンはチームキャプテンに就任する。2020年7月に久光スプリングスに移籍し、セッターとして活躍中。
佐賀県鳥栖市藤木町字切ノ口2461(練習拠点) https://saga-springs.co.jp/
SAGA久光スプリングス株式会社が運営する女子バレーボールチーム。久光製薬の本社がある佐賀県鳥栖市を本拠地とし、練習拠点の兵庫県神戸市を共にホームとするダブルホームタウン制を敷いている。V.LEAGUE DIVISION1(V1リーグ)に所属。
バレーボールに熱中した青春
バレーボールを始めて以来、バレー漬けの生活をしていました。大学時代もバレーの思い出が多いです。大学では、バレー以外にも、いろいろなスポーツをやっている仲間にも出会えました。学生時代に仲間を作ることはとても大事だと思いますよ。バレーを仕事として意識したのは、3年の終わりごろです。就職活動をしようと思っていたら、監督から「バレーを続けてみないか」と言われ、「バレーを仕事に」という気持ちが芽生えました。現在は、久光スプリングスでプレーしています。
まわりの仲間の存在が支えに
バレーと向き合うことがつらいと思う時期もありました。でも、まわりの仲間が本当にいい人ばかりで、とても支えになりました。時にはぶつかり合うこともありましたが、それもお互いを信頼しあっているからこそ。本当に頼れる仲間がいたからこそ、その時期を乗り越えられたのだなと思います。あとは、そんな仲間のことを考えると、「自分もちゃんとしなきゃ!」という気持ちにもなりました。その気持ちが、今でもずっとバレーボールを続けられている原動力ですね。
スポーツ選手としての意識
心がけていることは、人から見られているという意識をもつこと。たとえば街中を歩いていても、私のことを知っている人がいるかもしれないという意識は常にあります。スポーツ選手として不適切な行動はできないという責任感もあります。その意識が、スポーツを通して自分自身を成長させていると思います。大学時代は教職課程をとっていたので、模擬授業でみんなの前で話をしたり、言葉づかいや物事の伝え方などを学んだりしました。そのときの学びが、今もそうした場面で活かされていると感じます。
日々の積み重ねが大切
試合前のルーティンをよく聞かれるのですが、ベストパフォーマンスを発揮するために特別なことはしていなくて、いつも通りに過ごしています。練習通りにやろうという気持ちで臨んでいます。普段以上のことはできないと思うので、日々の地道な活動が大切ですね。これはスポーツに限らず、仕事でも言えることだと思います。あとは、相談したり頼れる人が近くにいることも大事。ひとりですべての仕事をやるのは無理ですし、向き不向きもあります。できないことはどんどんまわりを頼ってください。それはネガティブなことではなくて、チームで動くうえで重要なことですよ。
将来を見据えた挑戦を
大学では、教員や職員の方などいろいろな経験をしている方と交流できる機会があると思うので、自分から積極的にコミュニケーションをとってほしいですね。あとは、自分の将来を見据えて資格を取得したり、いろいろなことに挑戦して経験を積み、多くのことを吸収してください!