
#031
チャレンジしやすい
環境や風土をつくる
プレジデント
杉浦 卓 さん
商学部 卒業
大学卒業後は銀行に務めていたが、経営者と話をするなかで経営に興味をもち、父親が創業した日本ゼネラルフードに入社。その後、2022年11月に代表取締役社長に就任。釣りやダイビングなど、家族から「趣味が渋滞している」と言われるほど多様な趣味をもつ。
愛知県名古屋市中区千代田五丁目7番5号 パークヒルズ千代田6階~11階 https://www.ngf-penguin.co.jp/
病院や老人ホーム、企業の社員食堂、学校給食などを中心に「おいしい料理」の提供を行う給食ビジネス。最もおいしい状態で料理を提供できるように現地での直前の調理を徹底している。従業員の健康増進を通して会社の持続的成長と従業員の幸せを実現するための健康経営に力を入れており、経済産業省から「健康優良法人」に認定されている。常に「おいしい料理」をお届けできるよう、クリエイティブな新しい挑戦を続ける。
社長という立場になり、意識していることは?
弊社は、約8,000人の従業員が働く企業です。社員のみなさんと会社の方向性を決定し、問題を一つひとつ解決に導くのは大変ですが、同時にやりがいでもあります。私にとって「仕事」とは、人生を豊かに生きるためのツールだと思います。 なので、ストレスを抱えるような会社ではなく、みなさんが働いていて楽しい会社にしていきたいです。言われた仕事をただやるのではなく「やってみたい!」と思ったことにチャレンジしやすい環境や風土をつくることが私の仕事です。

料理を提供するうえで心がけていることは?
弊社は、セントラルキッチンで調理はせず、すべて現地調理にこだわって料理の提供をしています。病院や老人ホームが中心ですが、成人病といわれるような高血圧の病気で入院している方には、塩分を制限した病院食を提供する必要があります。すると、どうしても味が薄くなってしまう…。そこで心がけているのは、「相手の立場に立つ」ことです。1日に3度しかない食事の時間を、どうすればよろこんでもらえるのかを常に考え、相手のニーズに応えられるような創意工夫を大切にしています。

愛学生に向けてメッセージをお願いします。
大切なのは、「今を楽しむ」ことですね! だから、時間も体力もある今しかできないことにチャレンジしてほしいです。 私がよく使う言葉で「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ということわざがあります。 みなさんには、過去の書籍を読んだり、人の話を聞いたり、先輩の経験を聞いたりして、 様々なことを学んでいってほしいです。大学の4年間はあっという間だと思うので、50歳になったときに後悔しないような学生生活を過ごしてほしいです!