MENU

#030

2024.03.06

大学で、地元で磨いた「つながる力」。
コミュニケーション力とアドリブ力が自分の強み。

経済学部経済学科入谷 一紗 さん

小学生に掲げた夢に向かって、ブレることなく真っ直ぐ進む入谷さんにインタビュー。学業・バイト・バレーサークルなど活動フィールドを広げ、多彩な人間関係を構築。就職活動でも活きたというコミュニケーションスキル、果たしてどのように培われたのでしょうか。


航空業界で働きたい! 13年後、夢叶う。

将来の夢を定めたのは、小学3年生のとき。はじめて飛行機に乗ったとき、窓から地上を見下ろすと手を振っている人がいて、「かっこいいな」と衝撃を受けました。その人の職業をグランドハンドリングと言うのですが、実は夢が叶い、卒業後は中部国際空港でグランドハンドリングとして働くことになりました。

グランドハンドリングの仕事は、到着した飛行機の誘導、貨物や手荷物の搬出や積み込み、パッセンジャーボーディングブリッジ(搭乗橋)の運転、お客様のお出迎えなどの業務を担います。到着から出発までの限られた時間内で作業を行うため、チームワークやコミュニケーション力が問われます。

内定者が集まる会でいろいろ話を聞くたびに責任ややりがいを感じ、今からわくわくしています。


経済系or外国語系がいいと高校の先生からアドバイス。

高校時代、卒業後の進路について先生に相談したところ、空港関係の仕事に就きたいなら経済学か外国語学系統がいいとアドバイスをもらいました。外国語系も気になりましたが、社会的な視野を広げたかったので、経済学部に決めました。

実際に愛知学院大学の経済学部は、金融や経済、政策など幅広く学べるので、大学に行くのは楽しいです。
また、2年次以降ほぼ必修科目がないのも魅力。1年生で経済学を深めるために必要な基礎を叩き込んで、2年生からは自分が履修したい授業を自由に選べる余白があるのがうれしいですね。カリキュラムと履修方法が自分には合っていたと感じます。

語学力を身につけたい。英語と中国語とドイツ語を選択。

航空業界を志望している僕にとって語学力向上は必須。高校から学んでいる「中国語」は継続しつつ、「英語」「ドイツ語」を選択できました。また、2年次唯一の必修科目「専門講読(英語)」は英語の長文読解力が身につき、航空業界の試験で成果を発揮できました。

3年生が終わった春休みにバンコクへ。現地では片言ながら英語でコミュニケーションがとれたので、日常的に英語をやっておいて良かったなと実感。卒業までに、韓国とシンガポールに行きたいと思っています。現地の言葉でコミュニケーションをとることはもちろんのこと、各国の空港を実際に目にすることもとても勉強になります。

自分たちで授業をつくる水野ゼミ。プレゼン力が鍛えられた。

2、3年生では、金融・投資が専門の水野ゼミに所属。通常の講義では学べない分野を扱うときいて、好奇心がくすぐられて志望しました。

水野ゼミは自分たちで授業をつくるゼミ。金融や経済の専門書を一冊渡されて、次週のゼミまでにグループごとに振り分けられたパートについてまとめあげ、当日発表・質疑応答という流れ。専門書を読み込んで理解し、グループメンバーで手分けしてパワーポイントで発表資料を作成したり、高校まではやったことのない進め方なので最初は戸惑いましたが、次第に慣れてきました。

水野先生はアドバイスが的確で、進めやすかったです。この2年間でプレゼンテーション能力がかなり鍛えられました。


地元で広がる人脈。自分の世界が広がった。

大学4年間は、地元での活動が増えました。
中学生から本格的に始めたバレーボールは、いま3つチームに関わっています。母校バレー部では指導者として、ママさんバレーでは練習相手として、もうひとつはバイト仲間と作ったソフトバレー。どのチームも週1から週2で活動しています。

アルバイトは、高校から通っていたスポーツジムでスイミングコーチをしています。スポーツジムで一日働いていると、朝は70、80代、夕方は幼稚園児・小学生・中学生、夜は20、30代の同僚や先輩たちと、幅広い年代の人たちと話します。もともと話すことが好きなので、いろんな人たちと関われるのが楽しく、高校生の時よりコミュニケーションが得意になりました。

会話をしているなかで「あの人と知り合いなんだ」と人脈も広がり、地元の信用金庫の人たちとも知り合いに。『コロナ後の経済』をテーマに卒論をまとめるとき、リアルな経済状況について話も聞けて、ありがたかったです。


頼まれた以上、途中で辞めたくない。

スポーツジムのバイト仲間つながりで、カフェでのアルバイトもスタート。カフェのオーナーがもともとスポーツジムの同僚で、手伝ってほしいと頼まれたのがきっかけです。
自分自身がおしゃべりな人間だからですかね、こちらからなんでも相談したり頼みごとをすることが多いぶん、同時に相手から頼まれることも多いです。頼まれた以上は途中でやめたくありません。スケジュール調整は大変ですが、やれないときはやれないときちんと伝え、やれるときは優先順位をつけてやっていく。体力には自信があるんです。

カフェオーナーからは共同経営にも誘われました。ゆくゆくは自分も何らかの会社経営に挑みたいです。
とりあえず航空業界で小学生の頃からの働く夢が叶ったので、精一杯邁進します。


人と話すことが遮断された時期、いかに行動できるかが大切。

愛知学院大学をめざす高校生の皆さんに伝えたいことは、「入学したら、いろんな人と話そう」ということ。小・中学とも環境が違う、高校よりも幅広い、多様な価値観やバックグラウンドを持った人と触れ合えるのは、大学生活の醍醐味です。

オンラインで大学に行けなかったコロナ禍、自分は学外での交流を広げました。大学やバイト、バレーボール活動など新しい場面で初対面の人と会うときは、「仲良くなりたい」という気持ちでアプローチ。価値観が合わない人とでも趣味の話題などをきっかけに話しかけてみるのは大事かな。そうすることで知らなかった新しい世界が開けることも。自分自身これからも自ら行動していろんな人と関わっていきたいと思います。

これからも愛知学院大学のホットなトピックスを配信して行きます。
お楽しみに!
また今後、取り上げてほしいテーマなどありましたら、
リクエストください。

リクエストする!