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#004

2021.01.23

企業と協働し、きしめんを継承・発展させたい!
経営学部のバーチャルカンパニー。

経営学部経営学科の専門教育科目「バーチャルカンパニー(VC)」では、学生が個人やグループで仮想企業を立ち上げます。
そんな起業体験の一環として、2020 年度には愛知県の郷土食である「きしめん」の消費拡大を目指した活動に取り組みました。
名古屋市内の老舗麺メーカー・角千本店ほかの企業と協働して進められるプロジェクトは、2015 年にスタート。
以来、毎年引き継がれ、2020 年11 月には京都大学にて開催されたユースエンタープライズトレードフェアでは、ビジネスモデルに新規性や独自性の高かったチームに贈られる「京都中小企業家同友会賞」を受賞。2021 年には新商品「きしめんチップス(みそ味)」も販売されます。
ここでは、2020 年12 月に本学・名城公園キャンパスで開催された意見交換会の様子とインタビューをお届けします。

INTERVIEW
TO...

人が前向きに活躍できる組織マネジメント、将来に生かしたい。

バーチャルカンパニーは2・3 年次と2 年連続して履修できます。私は1 年目、名古屋の観光客をテーマに活動しましたが収益を意識しすぎてしまいチームの気持ちも盛り上がらず、思ったような成果を出せませんでした。
2 年目の「なごめん」では代表を務め、前年の反省からメンバーが楽しく活躍できることを強く意識。進行状況だけでなく思いや悩みを共有することで、みんなが能動的になり、自然とアイデアも出てくるように。活動終盤、メンバーから「楽しかった」「参加してよかった」と言ってもらえたのは本当に嬉しかった。将来はこの経験を生かして、組織をマネジメントできる仕事に就けたらと考えています。

経営学部 経営学科 3 年
蔡 現湖(チェ ヒョノ) さん

INTERVIEW
TO...

日本や世界の子どもたちを支援できるような仕事で起業したい

高校生のころから起業に興味があり、経営学部に入学しました。「なごめん」では「開発マネジメント」チームに所属、原価計算や事業計画などを担当しました。前期はコロナ禍のため、なかなか大学に行けませんでしたが、オンラインのグループディスカッションで意見交換。
商品開発の苦労を実感するとともに、ゼロからなにかを産み出すことのやりがいを発見できたのは大きな収穫でした。
私は子どもたちへの支援に強い関心をもっており、「なごめん」でも「子ども食堂」への寄付を提案しました。
将来は日本、そして世界の子どもたちを支援できるような仕事で起業したいと考えています。

経営学部 経営学科 3 年
氏原 海渡 さん

INTERVIEW
TO...

商品開発に関わる人の熱い思いを伝える営業の仕事に就きたい。

祖父が自動車関連の会社を経営していて、自分も起業に関心を持っていました。バーチャルカンパニーでは「商品マーケティング」チームに所属。販売対象者や販路の設定を担当、さまざま企業の方との協働作業は貴重な経験になりました。
企業の社長さんと直接お話しするなんて!と最初は緊張しましたが、回を重ねるごとに慣れて意見交換もスムーズに。そのおかげで就職活動の面接でも、自然体で臨めるようになりました。
そして将来は、「なごめん」の商品開発に関わった経験を生かし、営業の仕事に就きたいと思います。製品に込められた作り手の熱い思いや情熱を、直接お客様に伝えたいと考えるようになったからです。

経営学部 経営学科 3 年
渡辺 聖真 さん

INTERVIEW
TO...

バーチャルカンパニーは、社会の諸問題に取り組む実践の場。

経営学部では、講義で学んだ経営理論を実践する場として、バーチャルカンパニーという科目を設置しています。この科目では、社会の諸問題を解決する手段となる新たな商品やサービスを企図し、実際の企業やNPO の方たちの協力を得て、
それらを形にする取り組みを行っています。たとえば、観光や教育、エコ、地域活性化など多彩なテーマを扱ってきました。この授業は、グループワーク中心で行われるため、仲間との協力や協働、役割分担などをうまく行う必要があり、普段の授業とは違った面で苦労することも多くあります。しかし、「なごめん」のように企業の方を交えて学ぶことで得られる知識や経験はとても貴重です。バーチャルカンパニーで学んだことを生かして、卒業後に起業した学生もいます。これからも多くの学生にチャレンジしてほしいと思います。

経営学部
古澤 和行 教授

これからも愛知学院大学のホットなトピックスを配信して行きます。
お楽しみに!
また今後、取り上げてほしいテーマなどありましたら、
リクエストください。

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