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#023

2023.07.13

フットサルサークルの立ち上げは初めての連続。多くの経験を通して新しい自分に気づく。

経済学部経済学科海蔵 優斗 さん

大学で「何かを成し遂げる」ことを目標にしていた海蔵さん。目標を達成するために選んだ活動がフットサルサークルを立ち上げること。しかし、サークルを立ち上げた時はコロナ禍の真っただ中。思うように活動できない時期を乗り越え「MKC OWLSフットサルサークル」は4年間で120人規模のサークルに成長しました。サークル立ち上げの経緯やリーダーを経験して学んだこと、更にアルバイトでの活躍や将来の夢についてインタビューさせていただきました。


「何かを成し遂げる」ために

わたしは大学に進学したからには、「何かを成し遂げよう」と考えていました。しかし入学したときはコロナ禍の真っ只中。授業すら対面ではまともに受けられない状況でした。そんな中でも何かできることはないかと考えていたときに、他大学の友人から「フットサルサークルを立ち上げた」と聞き、わたしも「やってみたい」と思いました。もともとフットサルサークルは日進キャンパスにありましたが、名城公園キャンパスにはなかったので、ここで立ち上げることを決意。サークルを立ち上げる方法を調べてみると以下の条件があることがわかりました。

【クラブ設立時の条件】
① 各キャンパス内において、他に類をみない独自のクラブであること。
② 部員が 10 名以上在籍していること。
③ 明確な活動目的を有していること。
④ 顧問・部長を依頼する。

この条件の中で②と④が課題であると思い、まずは部員を集めることから始めることにしました。

10人からスタートしたフットサルサークル

サークルを立ち上げた当時はビラ配りやイベントの開催も禁止されていたので、対面授業があるときに食堂で学生に声をかけたり、授業でグループワークをした学生を誘ったりして地道に勧誘活動を続け、何とか10人集めることができました。

次の課題は顧問探し。オンライン講義ばかりで先生方と直接的な交流がほとんどない中、顧問を依頼するのは大変でした。顧問になると申請書類の確認や、色々なトラブルが発生したときに責任をとるなど、負担をかけることになります。そのため、信頼関係がある先生に依頼したいと思いましたが、誰に依頼したらよいのかわかりませんでした。そんな中、数少ない対面授業だった教養科目の川口先生に直談判。信頼してもらえるようにサークルの理念や運営方法を伝えるために何度も何度もやりとりをして、何とか了承してもらうことができました。そしてようやく2020年の11月に名城公園キャンパス初のフットサルサークル「MKC OWLSフットサルサークル」を立ち上げることができました。

MKC OWLSフットサルサークルの初期メンバー。

コロナ禍の苦労。サークルの存続すら危ぶまれる時期も。

サークル活動を始めてからメンバーが徐々に増え、やっとフットサルを楽しめるようになったのもつかの間、コロナウィルスの感染拡大の影響で、2021年4月にはサークル活動を禁じられてしまいました。

コロナ禍がクラブ活動に与えた影響は大きく、休部や廃部に追い込まれてしまう部活も…。サークルの存続すら危ぶまれる中、「このサークルを次の世代につなげたい」という一心で、最低の部員数だけでも維持してサークルの基盤を築くために活動し続けました。全員はフォローできなくても、初期メンバーや積極的にサークルに参加していた学生だけでも残ってもらえるようにと強く願って。

昼食のときに交流したり、個別にメンバーと会ったりして、つながりを無くさないようにできる限り努力しました。そのかいがあって無事にコロナ禍を乗り越え、今では120人の大規模サークルにまで成長させることができました。

フットサルを通して学生同士の交流を深める

サークルは名城公園キャンパスの学生が通いやすいように矢場町にある高速道路の高架下のコートを借りて、週に1回活動しています。このサークルは試合よりも、フットサルを通して学部や学年の枠を超えた交流をすることを目的にしているので、参加人数に応じて試合時間を細かく分け、総当たり戦で全員がフットサルに参加できるように工夫しています。また初心者でも参加しやすいようにローカルルールを設けてみんなでフットサルを楽しんでいます。

初心者から経験者までみんなでフットサルを楽しんでいます。

信頼して任せることの大切さ

サークルを自分で立ち上げたということもあり、スケジュール調整やコートの手配、会計、イベントの企画、Instagramの配信など全て自分で管理していました。もともと人に任せることが苦手で「自分でやった方が早い」「自分ですべて把握しておきたい」という考えがあったのも事実です。しかし、人数が多くなるにつれて一人で運営することが大変になり、「誰かに任せた方がいいのではないか?」と思うようになりました。そして、信頼ができる仲間に思い切って「手伝ってくれないか?」と声をかけてみたところ、快く引き受けてもらえたどころか「その言葉を待っていた!」とまで言ってもらえてうれしかったですね。

今までリーダーを経験したことがなかったので、相談の仕方も何を任せたらいいのかすらわかりませんでしたが、自分から一歩踏み出すことで状況は大きく変わるということを実感できました。人に任せることで負担が減った分、イベントの企画やメンバーに意見を聞くなどサークルをより良くすることに注力できるようになったので、結果的にサークル全体にもよい効果をもたらすことができたと感じています。

サークルを通して学部・学科を越えた交流ができました。

リーダーシップトレーニングの交流を通して

サークルの規模が大きくなるにつれて、リーダーシップをとることの難しさを痛感しました。人数が多い分、モチベーションや向き合い方はさまざま。例えば「フットサルさえできればいい」というメンバーもいれば、「もっと積極的に参加したい」と考えているメンバーもいます。また運営方法への考え方の違いから、意見が食い違ってしまったことも。このような背景があって大学が主催する「リーダーシップトレーニング」に参加しました。

リーダーシップトレーニングとは、大学内のクラブやサークルのリーダーが集まり、3日間かけてリーダーに必要な知識・技術を学ぶ研修のこと。普段は日進キャンパスのクラブとの交流はありませんが、よさこいやアメフトなど規模の大きなクラブのリーダーと意見交換することができ、とても参考になりました。特に「役割毎にグループを細分化する」という方法はこのサークルにも必要だと思い、さっそく会計管理や広報担当など役割をメンバーにどんどん任せるようにした結果、サークル全体の雰囲気もよくなりました。

オンラインの研修でしたが、たくさんのクラブ・サークルの人たちと交流できました。

120人規模のサークルに成長させた達成感

4年生になった今、部長の役割は後輩にまかせてサポート役に回っています。後輩は新しく部費制を導入するなど意欲的に活動してくれているので、安心して任せられています。サークルを立ち上げたことで多くの学生や先生と交流することができ、リーダーという役割も経験することができました。

大学に入るまでは企画・立案したこともリーダーをしたこともなかったので、サークルを通して多くの経験と気づきを得られました。サークルの立ち上げも維持も難しい局面がありましたが、4年間かけて120人規模のサークルに成長させることができたことに達成感を感じています。

コロナ禍を乗り越えて毎週みんなでフットサルを楽しんでいます。

アルバイトでもリーダーを担当

大学生活ではサークルと並行してアルバイトにも力を入れてきました。ホルモンを扱う飲食店でホールを担当していますが、Face to Faceの接客を大切にしているお店なので、システム化されたチェーン店では経験できない接客ができています。ホルモンの種類はあまり知られていないので、メニューだけではなかなか伝わりません。そこで、お客さまの好みを伺って、オススメを提案するのが腕の見せどころ。メニューに無い商品でもお店にあるものであれば提案できるので、お客さまの好みに合いそうなものを積極的にオススメして、帰り際にお客様から「おいしかったよ」と声をかけてもらえたときはとてもやりがいを感じます。

アルバイトは時給制なので時間をやり過ごせばお給料がもらえますが、同じ時間を過ごすなら一つでも多くのことを学びたいと考えているので「自分ならではの工夫」を意識しています。この姿勢を認めてもらえたのか、今ではホールの他にも新人教育も担当していて、アルバイトでもリーダーの役割を任されるようになりました。

リーダーを経験したからこそ気づいたこと

サークルでもアルバイトでもリーダーを経験してきましたが、正直なところわたしはリーダーには向いていないと感じています。わたしが思うリーダー像は「まわりの意見を客観的に聞き、それを柔軟にとりいれて組織を良くしていく」というイメージがあります。しかし、わたしは職人気質というかこだわりが強く、譲れないところがあるので、リーダーよりもチームをサポートすることや、リーダーが困ったときに適格に指示できるポジションが向いているなと思いました。しかし、それはリーダーを経験したからこそ気づいたこと。リーダーが苦手ということではないですが、より自分に合っているのは経験を活かして周りをサポートすることだと気づくことができました。

金融関係の仕事を目指して経済学部を選択

サークルとアルバイトに力を入れてきましたが、もちろん勉強もおろそかにしないように授業もしっかり受けています。高校生の頃から将来は金融関係の仕事に就きたいと思っていたので経済学部を選びました。

金融に興味をもった理由は、社会保険労務士として活躍している父親の影響を受けたこと、また将来性がある業界だと感じているためです。愛知学院大学の経済学部には金融・財政の専門分野があること、また高校生の頃、お世話になった先生から愛知学院大学を勧められ、学校の推薦枠もあったのでこの学校を選びました。

実践的な投資の知識を身につける

現在、金融業界をとりまく環境は目まぐるしく変化しています。物価高や円安など毎日多くのニュースを目にするようになりましたが、こんな状況だからこそお金に関する知識が必要だと思い、実戦的な知識を身につけられる水野ゼミを選択して投資について学んでいます。現在は積立NISAやiDeCoのおかげで投資という言葉が浸透してきていますが、学生同士の会話で「東証プライム」や「スタンダード市場」と言っても「それは何?」と言われることがほとんど。そんな中、学生のうちに金融について学べることは大きなメリットだと思います。

水野ゼミではコンテストへの出場を通してバーチャル投資を経験できます。わたしたちが出場したコンテストは中学生〜大学生が出場できる「日経STOCKリーグ」です。このコンテストは「バーチャル株式投資」というシステム上で出場チームに500万円分の仮想資金が与えられ、テーマに基づいて投資信託を作り、レポート審査を受けるというもの。

コンテストに出場するため、ゼミの中で4人チームを作って準備をしてきました。わたしたちは「災害」をテーマにして、災害発生時に事業を継続できるよう計画を立てている(BCP)企業や社会的責任(CSR)に取り組んでいる企業などテーマに沿って特定の企業をピックアップ。そして投資信託を作るために将来性や着目するポイントなどについて意見を出し合い、レポートを作り上げていきました。授業時間外に集まって準備しなければならないほど大変でしたが、またとない経験ができました。残念ながら審査に通過することはできませんでしたが、たとえバーチャルな世界であっても投資信託を作った経験は将来にも生きてくると感じています。

日経STOCKリーグのために作成したレポートの一部。コンテストのためにたくさん分析しました。

銀行に就職するということ

ゼミで学んだ経験や知識は就職活動にも活かすことができ、高校生の頃からの目標だった金融機関(銀行)で内定をとることができました。現在の銀行業界はオンライン化や人口減少などの影響を受けて合併や窓口の閉鎖が相次いでおり、将来が不安視されている業界の一つではありますが、わたしは不安どころか将来性を感じています。確かに二極化が進んでいますが、新しいことに挑戦している銀行はこれからも伸びていくと考えています。

また、銀行に就職するということは預金や投資信託、リースや融資など金融のあらゆるビジネスを経験するチャンスがあるということ。類似の業界では証券会社がありますが、証券会社は基本的に投資信託や株式投資の扱いが中心です。一方で銀行は金融業界の基盤を支える多岐にわたる仕事ができるチャンスがあり、法人営業では企業の重役の方と取引できる機会もあります。私が内定をいただいた銀行は幅広い金融ビジネスを展開していて革新的な取り組みをしているので、そのような環境で働けることが楽しみです。

社会保険労務士の知識がある銀行員を目指して

銀行で働くには簿記や銀行業務検定など必要な資格がたくさんあるので勉強と仕事の両立で忙しくなると思いますが、わたしは銀行業務+αの専門知識をつけることで唯一無二の銀行員になりたいと思っています。父親の仕事の関係で社会保険労務士の勉強もしていますが、まずは学生のうちに銀行業務に関する資格をとり1日でも早く「幅広い知識がある銀行員になって活躍すること」がこれからの夢です。

これからも愛知学院大学のホットなトピックスを配信して行きます。
お楽しみに!
また今後、取り上げてほしいテーマなどありましたら、
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