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#028

古くから続く“お茶を淹れる”
文化を、絶やさない

プレジデント

伊藤 尚哉 さん

総合政策学部  卒業

営業職を経て、未経験のお茶業界に転職。働くなかで日本茶に魅了され、日本茶の可能性を信じ、お客様の生活に寄り添う存在となれるように2020年に株式会社茶淹を設立。現在、日本茶インストラクターの資格を取得し、日本茶ワークショップやイベントを開催して日本茶の魅力を多くの人に伝えている。

勤務先: 株式会社茶淹
愛知県名古屋市西区那古野2丁目14−1 なごのキャンパス https://mchaho.com/navi1

古くから続く“お茶を淹れる”文化を、どんな形であれ絶やさないことをミッションに掲げ、2020年に設立。業界者、生産者、地域が抱える課題解決に貢献することはもちろん、ユーザーに対して日本茶が提供できる価値を常に模索する。日本茶ブランド「美濃加茂茶舗」の運営と商品の企画販売や茶の小売卸業、事業者向けメニュー開発・監修をおこなう。

起業したきっかけを教えてください。

大学卒業後の2年間は営業職に就き、そのあと縁があった茶葉を卸売りする老舗のお茶問屋で働きはじめました。それまでは急須をさわったこともなく、ペットボトルを購入してお茶を飲んでいる程度。そこでちゃんとお茶にふれ、新しい発見がたくさんあり、お茶にしかない魅力や可能性を感じるようになりました。友人にも自分が淹れたお茶を飲んでもらうと同じ反応だったので、ただ単純に選択肢としてお茶が選ばれていないだけということも感じました。お茶の潜在的ニーズを多くの人に気づかせたいと思い、お茶の小売業・卸業、飲食店のメニュー開発などをおこなう株式会社茶淹を設立しました。

仕事内容とやりがいを教えてください。

お茶が好きな人をどんどん増やしていくこと、そのためにお茶の魅力を多くの人に伝えることが私の仕事です。お客様から「お茶を好きになりました!」や「おいしかったです!」などの声をいただいたときにやりがいを感じます。何度も茶葉を買ってくださるリピーターの方もいらっしゃいます。そういったお客様の存在や生の声がやりがいにつながっています。あとは、自分で立てた目標を達成できた瞬間。目標は自分が成長していることを実感できるひとつの指標でもあると考えています。私は目標から逆算することを大切にしていて、達成したい目標に対して長期・中期・短期と期間を狭めていくことで、今月やるべきこと、今日やるべきこと、今やるべきことが見えてきます。そして、何事も継続して日々やり続けることが重要だと思います。

愛学生へメッセージをお願いします。

私はみなさんと同じような普通の学生生活を送っていました。大学4年生のときに行ったイギリスへの語学留学も思い出に残っており、価値観を広げる経験になりました。今やりたいことが見つかっていない人は、行きたいところに行って、会いたい人に会って、そのなかで自己分析をすることが大切です。友人に自分のことを聞くのもいいと思います。まわりから見た自分の魅力を教えてくれます。やりたいことが見つかったら、その実現に向けてどういう準備が必要なのかを考え、行動に移してください!

取材協力

株式会社茶淹

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